品質とノウハウ私たちのワインの中核
理想的な位置にある栽培地
明確な5つの地域に点在するコートの各栽培地は中規模で、土壌は主に粘土石灰質、丘陵地に広がっています。
これは強い太陽光や、雨が流れる水はけの良い畑の利点を享受できる理想的な状況で、ワインの品質向上に寄与します。また、川から近いことによる気候の影響も忘れてはなりません。全ての栽培地がドルドーニュ川或いはガロンヌ川岸に沿って位置しているのです。これらはブドウが見事に熟すために共通の有利な条件であり、ワインに素晴らしい香りを与えてくれるのです。
環境を守るための取り組み
コート・ド・ボルドーでは環境にも配慮しています。多くの生産者が有機栽培認証あるいは有機栽培への移行中、ビオディナミ、テラ・ヴィティスあるいはその他の環境配慮ラベルを獲得しています。
また、環境への影響の管理・削減を可能にする経営ツールである《ボルドーワイン環境管理システム》を導入する生産者が、年々増加しています。コート連合としても、生産者にこのシステムの利用を推進し援助しています。
更に、学校や保育園の近くにある畑では、周囲を柵で囲むなどの対策に組合の指導のもと共同で取り組んでいます。これらの塀は多様な生物の保護と景観整備の面で有益であると共に、農薬を堰き止めてくれます。
このように、コートの生産者は環境保護に常に配慮しています。様々な規制が定められる前からテロワールを尊重した働き方を選び、生物多様性と自然資源の保護に努めてきました。
アッサンブラージュのワイン
コートのワインは、ボルドーワインの特徴であるアッサンブラージュ製法で作られます。品種同士の相性や補完性を考慮しながら複数種のブドウを組み合わせると、個性的な色々なタイプのワインを得ることができるのです。そのためにコート・ド・ボルドーでは、区画ごと、ブドウ品種ごとに収穫します。
コート・ド・ボルドーの赤ワインは、主品種メルロにカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、マルベックを組み合わせます。
白ワインでは、主品種ソーヴィニヨンに、セミヨンとミュスカデルをブレンドします。
確実な栽培と醸造
コート・ド・ボルドーのワインはいくつかの醸造過程を経て生まれます。除梗、破砕、アルコール発酵、マロラクティック発酵、タンクまたは樫樽での熟成、アッサンブラージュ、これらの過程を通して、その年のワインを作り上げていきます。畑や醸造・熟成庫では、厳格な仕様書を守りながら伝統と現代性を組み合わせ、丁寧な手仕事を行っています。
コート・ド・ボルドーではボルドー地方の伝統的製法に則ったワイン作りを行い、常にエレガントでおいしいワインを顧客に提供しています。